老人ホーム夏祭りに三味線奏者と水戸大神楽演者を派遣しました!in埼玉
開催日
2010年8月28日開催場所
埼玉県児玉郡上里町お問い合わせ内容
埼玉県上里町の特別養護老人ホームさんから施設の夏祭りに三味線の演奏と太神楽を演じて欲しいとのことでお問い合わせがありました。入居者に楽しい一時を送ってもらいたいという施設の職員さんからのご依頼でした。
各演者の紹介
この老人ホーム夏祭りには三味線奏者と太神楽演者それぞれ1名ずつを手配しました。 三味線奏者は津軽三味線や沖縄三線など数々の三味線を駆使して、病院・老人ホーム・公民館などでの出演もちろんストリートライブを勢力的に行う奏者がお伺いしました。また、伝統芸能の普及に努める活動も行っており、海外にも活躍の場を広げています。 また、太神楽演者は、全国各地にある流派の一つ「水戸大神楽」の演者がお伺いしました。この演者は「水戸」に留まることなく芸能活動展開を志す大神楽界の若きエースで、結婚式などのお祝いの席やお祭りなど様々なイベントに華を添えています。
会場の様子
施設内にフロアをメイン会場として夏祭りは盛大に開催されました。施設入居者やそのご家族、職員さんなど150名ほどの方がお集まりになられていました。この日の催しには三味線、太神楽以外にも会場の飾り付けをされた職員さん達が新人、男性、女性にそれぞれがこの日のために練習した余興の発表などもあり、とても温かく手作り感がいっぱいのお祭りでした。
三味線、太神楽公演の様子
午後5時半になったところで年に一度の夏祭りは始まりました。まず、施設長さんや家族会の会長さんのご挨拶がその後に慰問ゲストとして、三味線奏者と太神楽演者をご紹介いただきました。 先に三味線演奏からご覧いただきました。入居者のみなさんにもなじみのある「じょんがら節」や「黒田節」といった曲を演奏させてただきました。とても反応がよく、中には三味線奏者と一緒に歌われている方もいらっしゃいました。また、リズムの良い曲などは身を乗り出して踊り出す方もいるなどいいレクリエーションにもなったと思います。終始なごやかな雰囲気で演奏ができ、いい形で太神楽演者へとバトンタッチができました。 それを証明するかのように太神楽演者が登場すると、期待をいだいているような大きな拍手で迎えてくれました。それにお応えするように前半は太神楽のおなじみの演目「傘回し」といった芸を楽しいトークを交えて披露しました。笑い声も漏れるなどこちらもなごやかな雰囲気になりました。しかし、後半は打って変わって水戸大神楽お家芸の一つ、「日本刀の曲・切っ先留め」などドキドキハラハラの演目を披露しました。みなさんも固唾を飲んでご覧になりましたが、見事成功するとこの日一番の歓声が起こりました。 こうして、大盛り上がりとなった三味線演奏と大神楽。企画した施設担当者さんにもお喜びいただけました。
総評
三味線奏者から「演奏も盛り上がっていただけ、大神楽の方は自分も楽しめた!非常にいい現場でした!」と報告があり、演者にも感慨深いイベントになりました。違うフィールドで活動するということで新たに何か得たものもあったのかもしれません。
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