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ハウリングって何のことでしょうか?
ステージなどで、演者の立ち位置や小道具を置いておく場所をあらかじめ目印をつけることです。
皆さんテレビ番組や舞台で、出演者が毎回自然に所定の場所に立てていて不思議に思ったことはありませんか?
「プロだから慣れていて流石だなぁ」と思いますか?
実はそれ、事前に立ち位置が決められていて、目印が付けられているのです。
このことを「ばみる」と表現しています。
したがって「ばみる」とは、ステージやテレビ放送のスタジオなどで、演者の立ち位置や小道具を置いておく場所をマーキングしておくことです。
人だけでは無く、道具を置く場所にも目印を付けておくのです。
何を使って印を付けていくかと言いますと、一般的にガムテープやビニールテープ、蓄光テープなどで印を付けます。
その印のことを「ばみり」と言います。
この印は視聴者や客席からは見えないよう気付かれないよう小さく目立たなくしているのですが、カメラや照明・音声などのバランスをとり最良の位置が必要となるため、舞台の進行上不可欠なマークとなり、とても重要な役目があります。
ちなみに床が赤いときは赤のビニールテープ、床が白いときが白いビニールテープと、やはり目立たない工夫はそれぞれされているようです。
確かに見ている人には「毎回自然に所定の場所に立てていてプロだから流石だなぁ」
と思わせる必要がありますからね。
語源は正確には分かっていないようなのですが、「場(を)見る」から来ている隠語なのではないかとの説が有力です。
ここから転じて、「予約する」「予定を入れる」といった意味でも「ばみる」は使われているようです。
私が小さい頃に出演した発表会でも、舞台の床にビニールテープ貼ってありました!
楽器を置く場所の印だったり、「ここで一度お客様に向かってお辞儀をするんだよ」という子どもたちに向けた印でした。
子供の発表会なので結構その印は目立っていた気がするのですが、私はもうあの頃から「ばみる」を経験していたんだなぁと今思い返しました。
舞台以外でも、小学校や中学校の時、教室で机を置く場所(個々)にテープで印付けてありませんでしたか?
あれも一種の「ばみる」ですね。
さすがに先生たちが「ばみっといて!」と言っているとは思えないので、業界用語が使われていると言うよりは、「ばみる」という行為はどこでも行われているということです。
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