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すのこって何のことでしょうか?
注意点や訂正点を挙げて、修正を促すために行うものです。
注意点や訂正点を挙げて、修正を促すために行うものです。
必ずしも上の立場の人(演出家や監督等)が演者やスタッフにするだけのものではなく、演者同士やスタッフ同士もだめだしを行いますし、お客さんやファンからだめだしをされることもあります。
「だめだしをいただく」と言ったほうが良さそうですね。
だめだしは、より良い舞台や作品をつくるためにしていく作業なのです。
「これって業界用語なの?普通に知ってるし使ってるけど…」と思われた方が多いかもしれません。
しかし、最近では一般的に使われている用語になりますが、元々はテレビなどの業界用語として使われていた言葉が、バラエティ番組で頻繁に使われる中で、一般にも普及していった形が正しいのです。
皆さん知らない間に業界用語を使い始めているんですね。
一般的に良くないことなどを「ダメ」と言いますよね。
「ダメ」は囲碁の世界からきた言葉だと言われています。
囲碁の「駄目」は、白黒双方の境にあって、どちらの地所にもならないところを指す言葉です。
その「駄目」に石をおいても自分の陣地とはならず、無駄になってしまうというところから来ているようです。
囲碁に詳しい方ならこの「駄目」を上手に使い、勝負を決めていくそうなのですが…。
また、余談ですが…大相撲なんかでよく非難されている「駄目押し」という言葉があるのはご存知でしょうか?
これも、囲碁の「駄目」に石を置くことで、確実に一手詰めておくことを意味しています。
これが、「念を押す」という意味合いで広く一般的に使われるようになったようです。
サッカーや野球の試合などで、点差が開いてほぼほぼ勝ちが決まっている際に、もう一点入れてさらに勝ちの可能性を高くすることも「駄目押しの一点」と言いますよね。
これもまた、「念には念を…」をいう意味合いがあります。
こういったダメ押しはとっても喜ばしいことなのですが・・・
ちなみに大相撲の駄目押しは、下の写真のような状態で勝負が決まっているにも関わらず、もう一回相手を押すことを言うのです。
ルール上反則ではないのですが、「負けた」と思って力を抜いてしまった相手に対して、全力で突き押していくわけですから、大きな怪我に繋がりかねない大変危険な行為で、多くの場合批判されているというわけです。
同じダメ押しでも、ほぼ意味は同じでも、その環境によって良いことだったり良くないことだったりになるようで、なかなか奥の深い言葉だと思います。
ふと思ったのですが・・・大相撲の勝ち負けも「白星・黒星」と、白と黒を使うので、囲碁に関係しているのでしょうか?
でも、どうやらそれは違うようです。
今では他のスポーツでも白星・黒星が使われるようになっていますが、この白星・黒星は、もともと大相撲の世界で作られた言葉だそうです。
負けたら身体(背中や腕)に土俵の土がついて黒くなるから黒星⚫、勝てば身体がきれいなままのことが多いから白星◯と言うようです。
初めに戻りますが、決してだめだしは悪いことではありません。
より良くしていくための作業と言えます。もしイベントを開催していただき、イベントパートナーに対して、もしくは派遣されたパフォーマーに対して不満な点・気になった点がありましたら、是非ご指摘くださればと思います。今後良くしていくためのお言葉として前向きに受け止めさせていただきます。
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