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投げ銭って何のことでしょうか?
音響機器の調整時「キーン」とか「ボーン」という耳をつく音が出ることです。
音響機器(PA)の調整の時に、「キーン」かと「ボーン」という耳をつく音が出ることがあります。
これがハウリングです。
原理として簡単にご説明すると、スピーカーから出る音をマイクが拾って、その音がまたスピーカーから出てそれをまた拾い・・というのが繰り返して、というのが原因です。
イコライザーやリミッターと言われる機械で調整したり、ゲインを下げるなどの対策がありますが、一般の方では難しいですし、簡易的な機械には備え付けていない場合が多いです。
場合によってはスピーカーを破損させることもありますので、出来ることから対策が必要です。
などが、どなたにでも簡単にできる解決方法です。
中には、ハウリングが起こらないマイクを使えば良い、という考えをもつ人もいるかもしれません。
ただ、絶対にハウリングが起こらないマイクというのは存在しません。
したがって、マイクの種類だけでハウリング対策をするのはご注意ください。
(犬などが)吠える・遠吠えの意味合いのある英語で、「howling(ハウリング)」から来ています。
日本国内だと、「ハウる」「音が回る」という表現をされることもあります。
一般の人が「ハウリング」という音響用語を使用したり聞いたりするのって、「カラオケ」のときが多いのではないでしょうか。
現に私も、カラオケでのハウリング何回も経験してます。
カラオケでのハウリングも基本的には上でご説明したのと同じ原因で起こります。
では、カラオケでハウリングしたときはどうしたら良いのでしょうか。
まず、2人で歌うのを避けましょう。
マイクのハウリングは、マイクを2本以上使って複数人で歌う時に多く起こりませんか?
マイクを2本以上同時に使うと、スピーカーからの音を拾いやすくなるため、ハウリングが起きやすくなるのです。
カラオケの機器を調整するのは一般の方では難しいので、ここは諦めてそういう日は一人ずつ歌うことに徹してもらったほうが無難です。
また、歌っていなくてもマイクが2本以上ONになっているだけでハウリングの原因になりますので、使っていないマイクのスイッチはOFFにすることも忘れないでくださいね!
その他、マイクの持ち方にも原因がある場合があります。
マイクが音を拾うのは、網のようになっているヘッドの部分です。
マイクを縦に持ってしまうとスピーカーからの音を拾いやすくなりハウリングが起きやすいので、マイクは床と平行に持つようにしてみてください。
また、歌う場所にも気を付けてみてください。
スピーカーの近くで歌うとそれだけハウリングも起こりやすくなりますから、なるべくスピーカーから離れたり、体の角度を変えたり、立って歌うのではなく座ってみるだけでもハウリング対策になることもあります。
最後に機材の簡単な調整としては、音量を上げすぎない・エコーをかけすぎないことです。
これは部屋の大きさに応じて限界があるようです。
確かにエコーをかけたら上手に聞こえますし、せっかくのカラオケだから大音量で!となりますが、ハウリングが起こる場合には一度確認してみてください。
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