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業界豆知識

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客電って何のことでしょうか?

観客に当てる照明のことです。

客電とは?

舞台などにおける、ステージ上の照明に対して、観客席側の照明のことを「客電」と言います。
客席の電気…略して客電。そのままです!
一般的にパフォーマンス中や演劇中はステージの雰囲気を出すために客電は落としたり、かなり暗くしておきます。
しかしお客様の席までパフォーマーが行くような演出があるときや、陽気な雰囲気であえてパフォーマンス中でも明るくしておく場合もあります。
あまり照明まで気にしたこと無いかもしれませんが、パフォーマーや演者やアーティストの希望や、照明さんのこだわりもあり、その舞台にピッタリの演出を照明でしています。

客電の使用例

  • まだ客電落ちてるからもう一回出演者が出てくる可能性あるよ。
  • 伝説の客電つけっぱなしのライブ映像が本日発売されます。

客電が完全に落ちていて真っ暗な時

客電を全て消して真っ暗になったところを歩いたことがありますか?
コンサートなんかで少し遅れて開場した場合など客席側が真っ暗な場合があるかと思いますが、この中では本当に真っ暗で自分の周囲の物はほとんど何も見えません。
避難用の足元灯が灯っているぐらいです。
そのようなときには、スタッフがペンライトで足元を照らしてくれて、一緒に歩いて目的地へ向かうことになります。
お客様の都合で途中退席する場合などは、ステージの関係上急に照明が落ちてしまい真っ暗になることもあるかと思います。
大変危険ですので、十分にご注意ください。

アンコール時に客電が大活躍!

コンサートの時のアンコール等でもお客様への暗黙の了解として客電の力が使われています。
例えばアーティストのコンサートに行くと、ほとんどの場合でアンコールが沸き起こり、しばらくするとアーティストが着替えて出てきて、あと数曲アンコール曲を歌う(演奏する)ってイメージじゃないですか?
コンサートが始まる前に「アンコールしてくださいね」と言うわけでもありませんし、暗黙の了解といったところだと思います。
ここで「客電」の出番です!
アンコールが起こらないことはほとんど無いようなのですが、万が一起こらなかった場合に、客電を落としたままにして「まだ終わりじゃないよー」と暗に合図を送り、あとはお客さんが空気を読んでくれるのを待つそうです。
逆にアンコールを起こしてほしくないときもあるみたいで、アーティストの意向でアンコールが無い場合は、公演前に「アンコールはしません」と告知することがあるそうです。
何らかの理由で時間の関係上アンコールが行えない場合は、さっと客電を明るくして、「終わりですよ」という合図を送るそうです。
お客様に「アンコールしてください」とも「帰ってください!」とも言いにくいですし、客電を落としたり明るくしたりして、暗にお知らせするんですね。

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