キュー！ってなんのことでしょうか？

キューとは？

芸能界の業界用語と言われる隠語のひとつで、合図のことを指します。

動作や動きの「きっかけ」の意味合いがあります。

この「キュー」というのは英語で「CUE」。

ビリヤードで玉を突く「CUE」と同じスペルですが意味合いは全く関係ありません。

キューの使用例

• 今度の舞台でキューだしを任された。
• 監督のキューで撮影スタートしまーす。
• 3．2．1．キュー！

キューの出し方

テレビの舞台裏を描いたものなどで、「3.2.1.キュー！」って出演者などに合図を出しているシーンをたまに見かけたりしませんか?

実際の現場では、3までしか声には出さず、あとは手振りでキュー（合図）を出す場合が多いようです。

ハンドキュー（手で出す合図）や赤色灯（キューランプ）もあるので、いろいろな合図の方法があり、必ずしも声でキューを出すわけではありません。

これは、後々編集をする際に「キュー」の言葉が入っていると編集しづらくなるからでしょうか。

アナウンサー

報道番組ではアナウンサーに対しての「読み出し」の合図で、原稿の上部に「Q」の印をつけてあるみたいです。

「Qボタン」を押すと、スタジオやアナブース内の「Qランプ」が点灯する仕組みになっていて、合図が出せるようになっているそうです。

キューの語源

諸説ありますが、ラテン語で「いつ（何時）」を表し、俳優に演技の始まりを指示していた言葉「quando（クアンド）」を「q」と略していたことから来ているのだと言われています。

しかし日本では、本番で緊張して心臓がキュ～ンッとなる、いわゆる擬音から来たという笑い話の一説もあるようです。

キューを出す方も出される方も、そのくらい緊張感のある瞬間だということかもしれないですね。